File1 受講者の声

「自分のキャリアは自分で考える」

■背景

新入職員の入職にあたり、法人内では接遇研修とメンタルヘルス研修を実施しています。しかし、彼らには自分のキャリアをどのように創っていくかということを考える機会も大切なのではないかと思い、新入職員約400名(200名ずつ2回)を対象とした3時間のキャリア研修の企画を依頼しました。

日本経営担当者

まず、企画をするにあたっては「3時間で伝わることは何か?」と「新入職員にとって大切なことは何か?」という視点を重視しました。
例えば、「伝わることは何か」という視点で考えると、社会人となる上でどのように振舞うかということは、とても大切なことではありますが、新入職員の方にはその実体験がないため、いくら「報連相は大切ですよ」といっても3時間では「へ〜」といった実感のない受身的反応で終わってしまう可能性がありました。また、「組織からの期待」をいくら伝えても「組織」というもの対する実感が薄いため、なかなか伝わりにくいのがこの時期の特徴でもあります。
次に「新入職員にとって大切なことはなにか」という視点ですが、今回の研修は医師、看護師、医療技術、事務と多職種が集まる場での企画でした。そのため、入職後、全職種が共通して直面するであろうキャリア課題とは何かを考えました。 そこで、考えついたのが「がっかり体感研修」でした。

■企画内容

【企画のテーマ】
キャリアを考えるうえで大切な考え方を学ぶ

日本経営担当者

組織の中ではどんなに自分が頑張ってるつもりでも、そして願っても、思い通りにいかなかったり、一瞬にしてその希望や期待が壊される瞬間があります。今回の研修では、そのような中でも、前向きに物事を捉え、自分のキャリアをしっかりと築いて頂くために、大切な考え方は何かという点をお伝えさせて頂きました。

ポイント
自己キャリアをイメージした作品を作成して頂いたあと・・・作品を壊す!

ステップ1:今回の研修では、「自分が思い描いたものが壊される」という体験をしてもらうことが、まずは重要でした。そのため、ペアインタビューをしていただき、法人で活躍している自分を自由に自己表現していただきました。

※このワークはAI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)というポジティブ心理学や社会構成主義をベースとした、個人や組織の持つ「強み」を最大限伸ばすことに着眼を置いたポジティブアプローチをもとに行っています。

ステップ2:作った作品を共有し、自己の将来像を語った後、作品を交換してもらいます。そして、「交換した作品を壊してください」と一言・・・。ここで会場中から「えーーーー」という反応がでます・・・。しかし、このプロセスによって後半の講義を、より実感をもってきくことができます。

ポイント
ミニ講義によって前半の体験をどのように解釈するかを学ぶ

ステップ3:当然、壊して終わりではありません。ここからミニ講義が始まります。ミニ講義では以下のテーマをもとに、うまくいかなかった時、どのように対処すれば良いのかをお伝えします。

講義内容
・「何もできない自分自身」に気づかされるのが社会
・「最低3年は続けろ」は本当か?
・プロフェッショナルとしての成長とは何か
・組織の中で起こる「がっかり」
・うまくいかない時の思考法
・これから大切にして欲しい3つのこと(自家発電力・対話する体力・学び続ける力)
・新たなスタートへの抱負

■お客様企画担当者からの声

研修後、受講者のレポートを読ませてもらいましたが、今回の研修では、難しそうなテーマで、自分の意見を出すということに対する戸惑いがはじめあったとの意見もありながら、「新たな考え方、価値観が得られた」「自分の可能性を信じる」「初心忘るべからず」の本当の意味が印象に残った。 「作ったことをつぶすことの衝撃からの学び」などこれから働きだす上で本当に良いきっかけとなる研修になったことが伝わってきました。
ありがとうございました。

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